被害者請求を自分で行う方法

事故で受傷したむちうち症が完治したり症状固定になると治療が終了するのですが、既に他の損害(車の修理費用等)は確定していると思います。この段階まで行くと被害者請求を行い保険金を取得することができます。

自分で被害者請求をするメリットは?

◆早めに保険金を取得できます

弁護士特約が効いていて訴訟を起こすのであれば、その時にまとめて請求することもできます。しかし案件によっては実際にお金が入ってくるまで1年以上かかるでしょう。(私のケースでは事故から4年5ヶ月で最終的な補償が振り込まれた)

とりあえず幾らかはもらっておきたいと言う方は自分で被害者請求を行い保険金を請求することができます。後遺障害14級に認定されていれば、まとまった金額が入ってくることでしょう。

注意点:訴訟の相手が保険会社などの確実に損害賠償額が回収できる場合は、裁判の際にまとめて請求するのが得策の場合もあります。訴訟での賠償請求額は損害額に年率5%の利息が付くからです。詳しくは担当の弁護士にご確認ください。

被害者請求を行う方法

◆請求用の書類を取り寄せる

保険会社へ連絡して取り寄せるのですが、どこの保険会社へ連絡すればよいか分からないかもしれません。事故証明書を取得すると”自賠責保険関係”という欄があります。そこに相手側の保険会社と番号が記載されているので、該当する保険会社へ連絡します。

私のケースでは加害者が加入していた自賠責保険は三井住友海上だったので、ネットで適当に調べて連絡しました。三井住友海上の場合全国にサービスセンターがあり、書類の送付や請求受付を行なっているようです。

しばらくすると”保険金請求のご案内”といったパンフレットが送られてきます。表紙の左上に三井住友海上のロゴが印刷されていますが、恐らくどこの保険会社でも内容は同一なのでしょう。

ここからが書類の記入方法です。

1.自賠責保険金請求書

こちらが書類一式の中でメインのものになります。とは言っても内容は非常に一般的なものですので安心してください。請求者の住所・氏名・電話番号・振込先等を記入します。

加害者の情報を記載する箇所がありますが、事故証明で得られた程度の内容を記入します。被害者の欄に”職業”という欄がありますが、家事従事者も”主婦(または主夫)”と記入します。無職ではありませんので注意しましょう。

2.交通事故証明書

被害者請求をしようと思っている方は既に交通事故証明書を取得しているに違いありません。まだ取得していないかたは交通安全センターで発行してもらうことができます。

3.事故発生状況報告書

事故が発生した際の状況を図と文章で詳しく書きます。事故時の運転速度・道路状況・道路幅・信号または標識の有無について回答します。

事故発生状況の図を記入する際のポイントとして、事故地点を中心に道路の状況を書いてゆきます。交差点か直線道路なのか、或いはカーブなのかを図にします。付随する情報としては、道路幅や標識、センターラインや横断歩道を記入します。

お互いの車の位置は重要です。特に100:0のケースで加害者側に全面的な責任があると思える場合は事故車の衝突位置、道路幅からの距離などをできるだけ具体的に書いてゆきます。

図の下に説明文を記入する欄があります。事故に至った経緯を詳しく記入します。当サイトのケースでは加害者が100%の過失なので、いかに相手が全面的に悪いのか客観的かつ具体的に記入します。

4.診断書と診療報酬明細書

むちうち症で通院をする際に事故によるものであることを証明するために診断書を作成してもらいます。(接骨院であれば施術証明書)受診の際の支払いを証明するためには領収書と診療報酬明細書が必要です。

もし症状固定による通院打ち切りであれば後遺障害診断書を医師に作成してもらいます。病院-医師のレベルによって結果が大きく左右されるところになります。

一般の病院であれば診療報酬に基づいて患者へ請求を行いますので、請求額の裏付けとなります。最近は通院の際に領収書と一緒にもらうはずですが、無ければ病院の会計係へ行って請求できます。月ごとの診療報酬明細書を出してくれます。

5.印鑑証明書

保険金の請求をするので請求者本人の印鑑証明書が必要になります。役所へ行けばすぐに手続き可能です。

6.その他書類(必要に応じて)

休業損害証明書:給与所得者(パート・アルバイトも含む)が事故によって休業を余儀なくされ時に請求することができます。給与所得者の場合雇い主に作成してもらうことになります。

証明書が3ヶ月ごとで記入する形式になっているので、長期に渡る休業の際は必要な期間に応じてコピーして使うことができます。前年分の源泉徴収票も併せて添付してもらいます。

通院交通費明細書:通院にかかった交通費を請求することができます。それぞれの医療機関に通った際の経路と交通費を記入します。電車やバスであれば金額を書くだけで良いのですが、タクシーを利用した場合は領収証も必要です。

私のケースでは自家用車で通院をしました。この場合の計算方法は自宅から病院までの距離を測り、日数を掛けて計算します。私のケースでは裁判で請求したのですが、総合計の距離にその時のガソリン代と燃費を算出して交通費を出しました。

以上が被害者請求の基本的な作成方法です。案内の中にも記入例があるので、必要書類さえ揃えておけば作成は難しくありません。

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