異議申立の解説と反省

異議申立は被害者の権利である

症状固定時に医師に後遺障害診断書を記入してもらい被害者請求を出したのですが、見事に結果は非該当でした。残存している症状からしても納得がゆかなかったので異議申立を提出することに決めました。

もしかすると「結果に異議を申し立てるなんて・・」と控え目に感じる方もいるかもしれませんが、これは被害者の権利の一つであり実際に何度でも行えます。

大抵の方は後遺障害の認定なんて初めてのケースで、医師に診断書を書いてもらえば認定してもらえると考えていたかもしれません。

しかし、「非該当」の結果を突き付けられて、そうでないことに初めて気付かされたと思います。ここで諦めるか努力するかで結果が大きく変わってくるのです。

第一回目の異議申立と結果

第一回目の異議申立をする時点で分かっていたのは事故の結果むちうちではなく胸郭出口症候群を発症していたことです。それで異議申立書にもその事を記載しました。

申立書を見ていただけると分かりますが、第一回目では主に症状が現自在に至るまでも残存していて、生活にも大きく影響しているかを強調しました。

胸郭出口症候群にもなっており、画像による証明もできるので「後遺障害12級13号に該当する」と大きく出てみたところ、14級9号に認定されました。

14級に認定された一番の要因は受傷当時から症状固定時、現在に至るまで症状が一貫していたことです。

むちうちに関しては画像や神経的所見による立証は全くできませんでしたが、診断書や医療照会などを通じて痛みやその他の症状が続いていたことが実証されたので認定された次第です。

いかがでしょうか?むちうちに悩んでいる方の多くは同様の症状が続いているはずだと思います。私のケースからしても異議申立を提出する価値は確かにあると言えるでしょう。

しかし、胸郭出口症候群については考慮されていなかったのが納得ゆかなかったので第二回目の異議申立を提出することに決めました。

第二回目の異議申立と結果

第一回目の異議申立の結果では胸郭出口症候群が判明するまで7ヶ月の医療中断があったので採用されなかったようです。実際には医療中断ではなかった事を証明したく、色々と言い訳を書いたのが第二回目の異議申立です。

被害者請求を出して結果を待っていたこと、仕事の休みなどの関係で通院が遅れたことを主張してみました。もう一つは”胸郭出口症候群”は症状固定よりも前に存在していたであろうと言うことです。

結局”元々通っていた病院では見抜けなかったものが、後になって判明した”という点を指摘してみました。

結果は14級のまま

今回はかなり丁寧な回答になっています。まずは12級に認定されるためには画像および神経学的な他覚的所見が必要であることを指摘しています。

色々と言い訳をしたおかげ(?)で7ヶ月間の医療中断があったことを再び指摘していないので、この点だけはどうやら認めてくれたようです。

最大の争点となる”胸郭出口症候群と事故との因果関係”ですが、自賠責も非該当の理由を明確に説明してます。今まで通院した病院へ医療照会を行ったのですが、それらの病院では「治療期間に胸郭出口症候群の症状はなかった」との回答でした。

今までの やぶ 医者が見抜けなかっただけ・・

と言うことで残念ながら12級の認定はされませんでした。これ以上異議申立をしても無駄だと悟ったので、諦めて訴訟へと踏み切るのでした・・

結局は病院(医師)選びが最大のポイント

当サイト内で何度も繰り返し言っているのですが、やはり病院(医師)選びが一番重要だと思います。専門医に見てもらえれば最初から自分の本当の症状を神経学的・画像からきちんと立証してもらえます。

そうでないと潜在的な疾患は見抜くことができず、「むちうち」で収められてしまうのかなと思いました。症状の一貫性と持続性が認められれば14級には認定されますが、画像および神経学的に症状を実証できなければ12級取得は難しいでしょう。

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