交通事故における積極 / 消極損害とは?

交通事故で生じる損害には積極損害と消極損害の2種類があります。このページでは、むちうち事故で生じ得る損害について紹介しています。日弁連の基準に基づいて解説しています。

積極損害とその種類

積極損害とは交通事故でケガをした場合、実際に支出した費用のことを指します。入院や通院にかかった費用は全て実費払いになります。基本的に領収証と診療報酬診断請求書(レセプト)が必要になります。

入院に関して注意が必要なのが、個室などの特別室に入る場合です。特別な理由がないのに、快適に過ごしたいといった理由などで部屋を変えて貰う場合には費用が認められないでしょう。病院で定められている一般的な病室の室料が基準になると思ってください。

通院に関する交通費も積極損害の一部として計上されます。バスや電車といった交通機関であれば、乗車した路線に基づいて支出額が支払われます。自動車を使うならば、走行したキロ数に基づいて計算時のガソリンの価格を元に算定されます。

注意をしたいのがタクシーの使用です。これに関しては前述の室料と同じことですが、タクシーに乗る特別な理由がそこに存在しているかが問われることになります。

ほとんど歩くことができなかったり、バス停や駅までの距離が遠くて通えないといった合理的な理由が必要になります。楽ができるといった理由では採用されませんので気をつけましょう。

その他代表的なものとしては、弁護士費用が挙げられます。これは訴訟で扱う損賠賠償額の一割となります。

消極損害とその種類

事故でケガをしたために入院や通院を行い、休業をした結果もらえなかった収入を補填するのが消極損害です。

事故のため収入がなかった(減額された)ものを補填する目的なので、休職期間も事故前と同じ給料が会社から支給される場合(めったにないと思いますが)は休業損害は出されません。

事故で休んでいる期間に”欠勤扱い”をされるのを望まないため、有給休暇を使う方もいるかもしれません。以前は欠勤扱いになるまでは休業損害は認められていなかったようです。

しかし最近の傾向としては有給休暇を使うかどうかは、加害者が支払いをするかどうか関係のない問題であるという解釈が主流を占めているようです。

パートタイムの人や主婦でも認められる

他にはパートタイムので仕事をされていたり主婦の方でも休業損害を請求することができます。実際に私のケースでもパートタイムの仕事でしたが、裁判の際には給料明細を出さなかったので、賃金センサスに基づいて休業損害が算定されました。そのほうが得な場合もあるようですね。

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